2012年06月12日
ヨット練習2
昨日12日は、Trenza Yacht Clubのタコの練習第二回でしたが、SIMメンテのため実施できませんでした。
前回の発進方法の復習と、スタートラインへ向けての加速の練習の予定でしたが、誌上講習としますので、各自練習して!
Yacht practice was held at TYC yesterday. Sorry but Japaese only. If you are intersted in, please visit my blog in English. The articles are coming in several days behind this blog.
English version of my blog: http://temioyen.slmame.com/
前回はヨットを止めてから加速する方法を二つ練習しました。
今日はその方法を使ったスタート練習方法を説明します。
方法A
1 風上にヨットを向けてraiseしたままで静止し
2 Sheet Angleを望みの角度(狙う方向の半分の角度)にセットして待機
3 ヨットの向きを変えてスタート。
この場合、50度方向へ走りたいので、Sheet Angleを半分の25にセットしておきます。

方法B
1 風上に向けてraiseしたまま停止
2 Sheet Angleを60度(狙う方向より大きい値)にセット
3 ヨットを左へ50度まわす(狙う方向)、まだヨットは動かない
4 チャットにsheet -35と打ち込んで(Enterを押さないで)待機
5 Enterを押してスタート
この場合、50度方向へ走るためのSheet Angleは25度ですから、60-25=35を、チャットでsheet -35と命令します。

それぞれの図の左側を比較してください。風の方向を示すブルーの目印の向きが違います。
待機状態では、方法Aのヨットは風上を向き、方法Bでは走り出す方向を向いています。
競争相手が近くにいる場合は、方法Bの方が、かけひきが出来て有利なこともあります。
風上に並ばれてしまったら少し帆を引いて前に出るとか、フライング気味に動きだして牽制するとか(^-)
ではスタート練習をしましょう。
ストップウォッチか、秒針のある時計を用意してください。
スタート練習の手順は:
1 raiseしたままで帆を風下に流してヨットを停止させる。
2 今の自分の位置を、周りの地形、マップなどから覚える。
3 方法AかBで加速を開始し、スタートライン通過までのタイムを計る。
4 これを何か所かで行い、どこから出たらラインまで何秒かかるかを覚える。
では、実際にやってみてください。大事なのは、3と4です!
一か所だけでなく、なるべく自分の得意な出発点を沢山用意するといいです。
スタート点と、スタートラインまでの到達時間は、こんな感じでしょうか。
この図は適当に書いたので、実際に測ったタイムではないです。
タイムは個人個人のスタート方法、ラインのとり方によって違うでしょう。
自分用のイメージを作り、どこからでもスタート出来るようになればベストです。

ラインが等間隔でないのは、停止から加速するのと、速度が乗るまでの時間を考えました。
遠くから加速するほどスピードが乗りそうな感じがします。
この図はゴール前の順位にも関係しています。
最後の黄ブイを回った後は、同じ線上にあるヨットは並んでいる、ということですね。
では、実際にスタートラインを作動させて練習しましょう。
最初は、途中で調整せず、フライングしても構わずゴールラインを通過してください。
何秒早くフライングしたかをしっかり見て、次回に加速開始時間を調整します。
慣れてくると、どこからでも、ぐるぐる帆走しながらでも、スタート出来るようになるでしょう。
何度も練習してください!
ヨットがぶつかりそうになった場合には、いろいろな優先権が決められています。
その中から、このクラブではとりあえず二つだけ採用しましょう。
1 右側艇優先
スタートライン(ゴールライン)には、左右どちらから突っ込んでもかまいません。
しかし、ぶつかりそうになった場合は、右から来たヨットが優先で、左から来たヨットはよけなればいけません。

2 風下艇優先
早く突っ込みすぎたので、ラインに並行に走って時間を稼ごうとする場合がありますが、
このときに横にいる艇の進路を妨害してはいけません。
早すぎると思ったけど斜め後ろにヨットがいたら、進路を変えず帆を出して(開いて)速度を落とすしかないです。

正確には、違う側から風を受けてる2艇は、右側艇が優先、
同じ側から風を受けてる2艇は、風下艇が優先、です。これらはコース全体でも同じです。
フライングして戻って通り直す場合も、他のヨットの邪魔をしてはいけません。
スタートラインに向けて早く加速しすぎた場合は、多くの場合取り返しがつきません(; ;)
ですから、練習がとても大事なのです(^-)
次回は、スピネーカーとセンタボード、Button HUDの使い方を練習します。
6月19日 21:30~
6月26日 22:30~
おつかれさまでした!
前回の発進方法の復習と、スタートラインへ向けての加速の練習の予定でしたが、誌上講習としますので、各自練習して!
Yacht practice was held at TYC yesterday. Sorry but Japaese only. If you are intersted in, please visit my blog in English. The articles are coming in several days behind this blog.
English version of my blog: http://temioyen.slmame.com/
前回はヨットを止めてから加速する方法を二つ練習しました。
今日はその方法を使ったスタート練習方法を説明します。
方法A
1 風上にヨットを向けてraiseしたままで静止し
2 Sheet Angleを望みの角度(狙う方向の半分の角度)にセットして待機
3 ヨットの向きを変えてスタート。
この場合、50度方向へ走りたいので、Sheet Angleを半分の25にセットしておきます。

方法B
1 風上に向けてraiseしたまま停止
2 Sheet Angleを60度(狙う方向より大きい値)にセット
3 ヨットを左へ50度まわす(狙う方向)、まだヨットは動かない
4 チャットにsheet -35と打ち込んで(Enterを押さないで)待機
5 Enterを押してスタート
この場合、50度方向へ走るためのSheet Angleは25度ですから、60-25=35を、チャットでsheet -35と命令します。

それぞれの図の左側を比較してください。風の方向を示すブルーの目印の向きが違います。
待機状態では、方法Aのヨットは風上を向き、方法Bでは走り出す方向を向いています。
競争相手が近くにいる場合は、方法Bの方が、かけひきが出来て有利なこともあります。
風上に並ばれてしまったら少し帆を引いて前に出るとか、フライング気味に動きだして牽制するとか(^-)
ではスタート練習をしましょう。
ストップウォッチか、秒針のある時計を用意してください。
スタート練習の手順は:
1 raiseしたままで帆を風下に流してヨットを停止させる。
2 今の自分の位置を、周りの地形、マップなどから覚える。
3 方法AかBで加速を開始し、スタートライン通過までのタイムを計る。
4 これを何か所かで行い、どこから出たらラインまで何秒かかるかを覚える。
では、実際にやってみてください。大事なのは、3と4です!
一か所だけでなく、なるべく自分の得意な出発点を沢山用意するといいです。
スタート点と、スタートラインまでの到達時間は、こんな感じでしょうか。
この図は適当に書いたので、実際に測ったタイムではないです。
タイムは個人個人のスタート方法、ラインのとり方によって違うでしょう。
自分用のイメージを作り、どこからでもスタート出来るようになればベストです。

ラインが等間隔でないのは、停止から加速するのと、速度が乗るまでの時間を考えました。
遠くから加速するほどスピードが乗りそうな感じがします。
この図はゴール前の順位にも関係しています。
最後の黄ブイを回った後は、同じ線上にあるヨットは並んでいる、ということですね。
では、実際にスタートラインを作動させて練習しましょう。
最初は、途中で調整せず、フライングしても構わずゴールラインを通過してください。
何秒早くフライングしたかをしっかり見て、次回に加速開始時間を調整します。
慣れてくると、どこからでも、ぐるぐる帆走しながらでも、スタート出来るようになるでしょう。
何度も練習してください!
ヨットがぶつかりそうになった場合には、いろいろな優先権が決められています。
その中から、このクラブではとりあえず二つだけ採用しましょう。
1 右側艇優先
スタートライン(ゴールライン)には、左右どちらから突っ込んでもかまいません。
しかし、ぶつかりそうになった場合は、右から来たヨットが優先で、左から来たヨットはよけなればいけません。

2 風下艇優先
早く突っ込みすぎたので、ラインに並行に走って時間を稼ごうとする場合がありますが、
このときに横にいる艇の進路を妨害してはいけません。
早すぎると思ったけど斜め後ろにヨットがいたら、進路を変えず帆を出して(開いて)速度を落とすしかないです。

正確には、違う側から風を受けてる2艇は、右側艇が優先、
同じ側から風を受けてる2艇は、風下艇が優先、です。これらはコース全体でも同じです。
フライングして戻って通り直す場合も、他のヨットの邪魔をしてはいけません。
スタートラインに向けて早く加速しすぎた場合は、多くの場合取り返しがつきません(; ;)
ですから、練習がとても大事なのです(^-)
次回は、スピネーカーとセンタボード、Button HUDの使い方を練習します。
6月19日 21:30~
6月26日 22:30~
おつかれさまでした!
Posted by Temi at 23:19│Comments(0)
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